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わいた会について

「温泉及び周辺環境を守ること」を大前提とした地熱事業

地熱発電商用運転までの歴史

地区の分断

わいた地区では、1996年ころから大手事業所による地熱発電所建設計画があったものの、発電による「温泉資源の枯渇」が懸念され、地区内で賛成派・慎重派に二分されました。さらには、それまで長年続いていた地区の「盆踊り」でさえ開催できないという深刻な地域の分断が起こりました。

地域を維持するための団結

しかし、少子高齢化が進む日本で、わいた地区も同様の状況であり、さらには次世代の担い手が次々と都市へ出ていく状況下で、新しい産業を導入することで、これからの地域を維持することができるのではないかという思いが一致。

一度は分断されていた地区の全世帯が役員となり住民主導により「わいた会」を2011年に設立するに至りました。

継続して運営するための取り決め

その後、話し合いを進め「温泉及び周辺環境を守ること」を大前提とし、大規模な掘削が伴わない発電出力とし、周辺温泉事業者の源泉については モニタリングを実施し、湧出量等に変化がないことを常時確認するなどの取り決めを行い、温泉事業者と地域住民が手を取り合い地熱発電事業に取り組むことになりました。

地域づくりへの貢献

また、地熱エネルギーを活用することにより、地域に雇用と産業が生まれ、発電した電気の売電収入があれば、わいた地区や小国町にも貢献できると判断し、地域が再び団結すること になりました。

そして、2015年6月日本で16年ぶりとなる、地熱発電の商用運転を開始するに至りました。

地熱資源をもとにした3つの事業構成

わいた会 会社概要

  • 社名
    合同会社わいた会(Waitakai LLC.)
  • 代表者
    後藤幸夫
  • 住所
    熊本県阿蘇郡小国町西里2996
  • 連絡先
    TEL/FAX 0967-32-8168
  • メールアドレス
    info@waita-kai.com
  • 設立年月
    2011年1月
  • 事業内容
    自然エネルギー有効利用事業及び付帯する業務